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退職・失業保険完全マニュアル

年齢や勤続年数によって複雑に変わる「失業保険(基本手当)」の金額と日数を、あなた専用のフローチャートとして瞬時に計算します。

あなたの状況を教えてください

※複数の会社を辞めずに転職している場合は通算できます

万円

※ボーナスを除く、残業代等を含んだ半年間の平均総支給額(額面)

💡 長時間労働やパワハラが原因の場合、自己都合ではなく「会社都合」に変更できる可能性があります。

あなた専用の失業保険シミュレーション

受給できる総額(概算)
554,580
給付日数
90
🎁 早期就職ボーナス(再就職手当)

所定給付日数を2/3以上残して就職した場合

最大 388,206

🗓 受給タイムライン(目安)

今日手続き開始
---制限明け
---初回振込!
---受給終了
1日あたりの受給額(基本手当日額)6,162
給付制限期間(待ち時間)2ヶ月(給付制限あり)

【重要】「自己都合」を「特定理由」に変更できるかも?

自己都合退職でも、長時間の残業(月45時間以上)、パワハラ、病気、通勤困難(引っ越し等)が理由の場合、「特定理由離職者」として認められ、2ヶ月の給付制限が免除される可能性があります。証拠(タイムカードや診断書)を持ってハローワークで相談しましょう。

ハローワークでの手続きステップ

  1. 1

    離職票を受け取る

    退職後、会社から自宅に郵送されます。

  2. 2

    ハローワークで求職の申し込み

    離職票、マイナンバーカード、写真を持参。

  3. 3

    雇用保険受給説明会に参加

  4. 4

    失業認定&受給開始

    4週間に1度、失業認定日に行く必要があります。

退職後に忘れてはいけない3つの手続き

失業保険の手続きだけでなく、退職後には「保険」と「税金」に関する重要な手続きがあります。これらを放置すると、後で多額の請求が来て焦ることになります。

1. 健康保険の切り替え(任意継続 vs 国民健康保険)

退職した翌日から、会社の健康保険証は使えなくなります。以下のいずれかの手続きを退職後14日以内に行う必要があります。

  • 任意継続: 会社の健康保険に最長2年間継続して入る制度。ただし、会社負担分がなくなるため保険料は退職時の約2倍になります。
  • 国民健康保険: 市区町村が運営する保険。前年の所得で計算されるため、収入が多かった人は高額になる傾向があります。
  • 家族の扶養に入る: 失業保険の受給額が一定額以下の場合など、条件を満たせば最も安上がりです。

2. 国民年金への加入と「免除申請」

会社員(厚生年金)から外れるため、国民年金(第1号被保険者)への切り替え手続きを市役所で行う必要があります。しかし、退職により収入が減る場合、「退職(失業)による特例免除」を申請できる可能性が高いです。離職票を持って年金窓口で相談しましょう。

3. 翌年の「住民税」の支払いに備える

住民税は「前年の所得」に対してかかります。つまり、退職して収入がゼロになったとしても、翌年には会社員時代の高い収入に基づいた住民税の請求書(納付書)が届きます。退職金や貯金は全額使わずに、必ず税金分を取り置いておきましょう。

⚠️ 無収入でも襲ってくる「社会保険料」のワナ

失業保険は非課税ですが、無収入期間中も「国民年金(月額約1.7万円)」と「健康保険料(前年所得による・月額2〜5万円)」の納付義務は消えません。これらを計算に入れずに「失業保険だけで生活できる」と考えると、数ヶ月で貯金が底をつきます。

💡 対策:役所の窓口で必ず「国民年金の失業特例免除」と「国民健康保険料の減免」を申請してください。自己都合退職でも減額される可能性があります。

🎓

失業中にスキルアップ!「教育訓練給付金」

雇用保険に一定期間加入していた方は、失業保険をもらいながら「教育訓練給付金」を使って、受講料の最大70%(最大56万円等)の補助を受けつつ資格取得やプログラミングを学ぶことができます。

  • 専門実践教育訓練: 資格取得(看護師・保育士等)やIT専門スクール(最大70%還元)
  • 特定一般教育訓練: プログラミング、大型免許など(最大40%還元)

あなたの街の失業支援・家賃補助を探す

国の失業保険だけでなく、各自治体が独自に行っている「家賃減免」や「国民健康保険の免除」など、地域限定の支援制度を検索できます。

退職後のキャリアを戦略的に考える

失業保険に関するよくある質問(FAQ)

Q.失業保険の受給中にアルバイト・業務委託(副業)はしてもいいですか?
A. 可能です。ただし、1日4時間以上の労働は「就労」とみなされその日の受給が先送りになり、4時間未満の場合は「内職・手伝い」として収入に応じて減額される場合があります。また、業務委託やフリーランスとして活動を始めたとみなされると受給資格を失う可能性があるため、どのような働き方であっても必ず事前にハローワークへ申告してください。
Q.フリーランス独立・起業した場合でも「再就職手当」はもらえますか?
A. 失業保険の受給資格決定後に、フリーランス(個人事業主)として独立・起業した場合でも、一定の条件を満たせば「再就職手当」を受給することが可能です。具体的には、待期期間終了後かつ所定給付日数を1/3以上残した状態で開業し、1年を超えて事業を継続できる見込みがあること(業務委託契約書など)を証明する必要があります。
Q.退職後、配偶者の社会保険の「扶養」に入ることはできますか?(日額3,612円ルール)
A. 失業保険の「基本手当日額」が3,612円(年間見込み130万円基準)を超える場合、受給期間中は原則として配偶者の社会保険の扶養に入ることができず、自身で国民健康保険・国民年金に加入する必要があります。ただし、受給開始前の「待期期間」や「給付制限期間中」は収入ゼロとみなされ扶養に入れるケースが多いため、まずは配偶者の健康保険組合に確認してください。
Q.病気・妊娠などで今は働けない場合、失業保険はどうなりますか?
A. 病気、ケガ、妊娠、出産、育児などの理由で「引き続き30日以上」働くことができない場合は、申請により失業保険の受給期間(本来は原則1年)を最長4年まで延長することができます(受給期間の延長措置)。この手続きをしておくことで、働くことができる状態に回復してから、失業保険の受給を再開することができます。
Q.失業保険は確定申告に含める必要がありますか?
A. 失業保険(基本手当や再就職手当など)は非課税所得となるため、確定申告で収入として申告する必要は一切ありません。ただし、退職した年の途中で再就職していない場合は年末調整が行われないため、会社員時代に天引きされすぎていた所得税を精算(還付)してもらうために、自身で確定申告を行うことをおすすめします。
Q.ハローワーク以外の求人サイトや転職エージェントで就職しても「再就職手当」はもらえますか?
A. はい、条件を満たせばもらえます。ただし、自己都合退職などで「給付制限」がある場合、制限期間中の『最初の1ヶ月間』は「ハローワーク」または「厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者(転職エージェント等)」からの紹介である必要があります。単なる求人サイトからの直接応募は対象外となることがあるため注意が必要です。
Q.失業保険をもらっている最中に内定が出た場合、その時点で支給はストップしますか?
A. 内定が出た時点ではストップしません。実際に「入社する前日」まで失業保険(基本手当)を受け取ることができます。さらに、所定給付日数を1/3以上残して早く就職した場合は、残りの日数に応じたまとまった金額が「再就職手当」として支給されます。
Q.職業訓練校(公共職業訓練・求職者支援訓練)に通うメリットは何ですか?
A. 最大のメリットは、自己都合退職による「2ヶ月の給付制限」が解除され、訓練開始日からすぐに失業保険がもらえるようになることです。さらに、訓練が終わるまで失業保険の給付日数が延長される(訓練延長給付)ほか、テキスト代以外の受講料が無料で、交通費(通所手当)も支給されます。
Q.試用期間中で退職してしまった場合、失業保険はどうなりますか?
A. 試用期間中の退職であっても、「離職する前の2年間に雇用保険に加入していた期間が通算して12ヶ月以上」あれば受給可能です。もし今回の会社が数ヶ月で退職となった場合でも、その前の会社での加入期間を合算して12ヶ月を超えていれば問題ありません(※前の会社で失業保険をもらっていないことが条件です)。
Q.失業保険の受給中に、実家への帰省や海外旅行に行くことはできますか?
A. 可能です。ただし、4週間に1度の「失業認定日」には必ずハローワークに行く必要があります(旅行を理由とした日程変更は原則認められません)。また、失業保険は「いつでも就職できる状態にあること」が条件となるため、長期の海外旅行などは求職活動ができないとみなされ、受給対象外となる可能性があります。
Q.退職時に余っている有給休暇を会社に「買い取り」してもらうことはできますか?
A. 退職時に消化しきれなかった有給休暇を買い取ってもらうこと自体は「違法ではなく可能(例外的に適法)」です。ただし、会社には買い取る「法的な義務」はないため、就業規則に規定がない場合、会社側は買い取りを拒否することができます。まずは会社の就業規則を確認し、退職交渉の際に相談してみることをおすすめします。